「 田中恭吉作品集 」       ～（1892～1915）和歌山県生まれの画家。自刻版画集を計画し、私輯「月映」を刊行するも、肺結核のため23歳で夭折。           画風はムンクの影響を受けたか、生命の、精神の、繊細な震えを描いている。彼の死後、生前に依頼していた萩原朔太郎が           処女詩集「月に吠える」に採用し、画壇のみならず詩壇にも広く恭吉の名を知らしめた。なお、「月に吠える」は、恭吉の           親友、恩地孝四郎が装丁し、恭吉、孝四郎の絵が満載されている。加えて、同じく恭吉の親友、大槻憲二は後年、フロイドと           親交を持ち、日本の精神分析学の草分的存在となるも、戦後、学界から離れ、東京精神分析学研究所の所長として活躍した。
発行社：玲風書房発行日：1997年2月20日   初版印刷  ／ 1997年3月8日   初版発行
監修：和歌山県立近代美術館編者：三木哲夫定価：8,500円内容：上版のことば（恩地孝四郎）／図版／故田中恭吉氏の芸術に就いて（萩原朔太郎）／田中恭吉の芸術（恩地孝四郎）／         版画を始めた頃の思出（藤森静雄）／田中恭吉小伝（大槻憲二）／田中恭吉年譜（三木哲夫）／田中恭吉作品目録／         主要文献目録（三木哲夫 編）／あとがき（三木哲夫～和歌山県立近代美術館 学芸課長）参考：帯あり（少破れ・汚れ等あり）。小口・天・地・カバー等に、ヤケ・シミ・汚れ等少々あり。 B4判。P135。1,410ｇ。        ゆうパック80または定形外郵便1,040円。取置（1週間）・同梱可。

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