ロダンの展示館を持つ静岡県立美術館と愛知県立美術館の共同企画によって、「ロダンが愛した日本」と「日本が憧れたロダン」、「ロダンのジャポニズム」と「日本のロダニズム」双方の視点からそれぞれの関係を探りロダン芸術の一部に光を当て近代美術におけるロダンの影響を考察しようとした画期的な試みです。 日本から日本美術専門家や担当学芸員をパリに送りロダンの集めた日本美術コレクション資料の調査を行いました。日仏両国の研究者が多岐にわたる研究テーマを論文にしています。 展覧会の出品作品は彫刻と水彩・素描一写真浮世絵、工芸、雑誌、書簡と様々な領域にわたり、さらにロダン愛蔵のファンゴッホの油彩「タンギー爺さん」が特別出品されています。また展覧会の導入部ではロダンのモデルとなった日本人の女優花子に関連する作品と資料が重要な一角を構成しています。 展覧会の展示作品の総数およそ250点に及び本カタログにはロダンの日本美術コレクションの総目録も収録されています。 展覧会は2001年に開催されたものですが、ロダンと日本研究には欠かせない集大成の図録として貴重なものとなっています。 状態： 展覧会で入手し、自宅本棚で保管していました。通常の経年変化によるやけなど多少ございます。 ●カバー：なし ●ヤケ：少々 ●ヨレ：なし ●スレ：なし ●折り目：なし ●書き込み：なし ●その他、注意事項：展覧会図録は発行部数も少なく、その出品作品の組み合わせは一度限りのものです。 こちらの商品は即購入していただいて構いません。品ということをご理解の上ご検討ください。